こちらでは、私が採用している少し特異な鍼、「高麗手指鍼」について、簡単に説明します。内容以外のご説明が必要な場合は、お問い合わせください。
私は、一般的な”体に刺す針”と、その他に韓国独自の進化を遂げた”手に刺す針”「高麗手指鍼」をベースに施術していきます。「高麗手指鍼」は、手を体全体の縮図とする考え方(フラクタル)で全身どこが悪くても手のみに刺激を与えていく少し特殊な鍼灸術になります。特に内臓の疾患・慢性的な疾患・西洋医学では難治性のものに効果を期待できます。
高麗手指鍼と他の鍼との違いは?
大きな違いは、他の一般的な鍼灸は体全体に刺激を与え、高麗手指鍼は手のみに刺激を与える点です。
この理論体系は韓国の高麗手指鍼学会長:柳泰佑(ユーテウ)会長が発見研究されたものです。
歴史としては50年余りで、まだ歴史の浅い鍼灸術ではあります。
しかし、効果は、一般鍼灸と比べ遜色ないか、症状により高い効果を発揮します。
特に内臓器に対する効果が高く、”難治性””慢性的”な疾患に対して力になれると確信しています。
デメリットについても触れておきます。
手というのはとても敏感です。とても繊細な感覚受容器でもあるため、体の他の部位に比べると痛みを感じやすい部位です。また、症状によっては、手のひら・甲・指に対して数十本〜数百本の鍼を刺す場合があり、一般鍼灸に比べると刺激の強い鍼です。(感じ方に個人差があります。)
このような鍼ですが、基本はセルフケアの観点から世界中に広がった鍼灸術でもあり、その理解のしやすさと、セルフケアの容易さも一つの売りだと思います。ご希望の方には「手のひら灸」のレクチャーもいたします。
こちらは、手への刺激に+αの効果とても、気持ちが良く心の落ち着きや睡眠の質をあげてくれるでしょう。
私と高麗手指鍼との出会い
私が、高麗手指鍼と出会ったのは、鍼灸学校2年生の時、何か自分でも効果の出せるものをという思いで、日々いろんな治療法を探していました。
はじめて高麗手指鍼を目にしたのは、健康雑誌でした。手のひらに人間の体を投影した模式図を見て、一見怪しくも見え、また、リフレクソロジーや耳鍼の様な相似的(フラクタル)な印象から「ほんとに効くのか?ほんとに効いたら面白いな。」というのが第一印象でした。ただ、手に鍼をうち、完結する治療法を見つけた時、なんとなく自分が高麗手指鍼を用い施術している姿が想像できたのを覚えています。(つまりほぼ直感。笑)
今思えば安易でしたが、この直感は確かでした。
早速、高麗手指鍼を学べる場を探しました。当時調べた中で、日本での選択肢は2つ(ご興味のある方はリンクを貼ってあるので、クリックしてみてください。)
①日本高麗手指鍼学会(所在:愛知県名古屋市)
②東京高麗手指鍼協会(所在:東京都練馬区)
私の通っていた学校は、東京都だったので、近くで学べるならと思ったのですが、東京高麗手指鍼協会では、学生の受け入れは3年生になってからということで、名古屋の日本高麗手指鍼学会に通うことを決めました。平日は、昼間働き、夜は学校へ通いながら、月に1回の高麗手指鍼セミナーへ1年間通いました。
その理論体系は、鍼灸学校で学ぶ基本的な東洋医学とは似ていましたが、ツボや治療方法は新しく覚え直す必要がありました。私にとっては、とても新鮮で夢中になっていたことを覚えています。
また、講師陣にも恵まれ、高麗手指鍼だけでなく様々な知見を広げる機会にもなりました。
1年間無事に修了し、修了証をいただきましたが、たかだか「1年の勉強」で簡単に習得することはできないと感じ、また鍼灸学生として3年生になったばかりだということで、やはり実戦レベルではありませんでした。
そこで、私は3年生から受け入れOKな東京高麗手指鍼協会のことを思い出しました。1年間のセミナーへ申し込み、復習と更なる技術の習得を目指し、高麗手指鍼の勉強をさせていただくことになりました。
また、ラッキーなことに、東京高麗手指鍼講師で代表の小松隆央先生の治療院に元、週に1回研修を兼ねてお仕事をさせてもらうことになり、月に1回のセミナーで高麗手指鍼への理解を深め、また、実戦の場を見て、体感しながら、鍼灸学生3年間の最後の年を過ごすことができました。
卒後、小松先生の元で就職をさせていただく運びになり、高麗手指鍼を使った現場での実際や鍼灸師としてのノウハウ、施術家としての心構え、患者に対する姿勢、その他さまざまなことを学ばせていただきました。
この後、治療家としてのレベルアップと独立に向けて、お世話になったこまつ鍼灸院を離れ、今に至ります。
まだまだ未熟者ではありますが、今後とも東洋施術家として精進してまいります。
